バイナリーオプションとFX

 

 バイナリーオプションとFXは、どちらも比較的に近年に多くの人気を集め始めた投資取引で、これまでの株取引や不動産投資などとは違い、少ない資金で始められたり、短期間に簡単に取引きが行なえたりなど、小回りの利く投資であるために、混同されてしまうことがしばしばあります。

もちろん、この二つの投資取引は、まったくの別のものになります。

FX取引では通貨を銘柄にし、通貨に売買注文を入れて保持し、保持している通貨に為替相場のレート変動で利益や損失が出るのを利用し、その通貨の保持を、決済の売買注文で解消することによって、手元に利益などを残す方法で投資を行っていきます。

対してバイナリーオプションは、通貨や有名企業株、株価指数、鉱物、天然エネルギー、農作物など様々なものを銘柄にし、その相場のレート変動を利用して「一定の時間内に決められた条件を達成できるかどうか」の成否を判定、そこに投資を行っていくものになります。

こうしたことから、FXでは相場の変動の大きさによって利益や損失が変わっていきますが、バイナリーオプションでは、相場の動きの大きさは全く関係なく、レートが条件を達成するかどうかで、あらかじめ決められている利益を受け取れたり、投資した資金が失われて損失が出る事になります。

FXでは、投資家が自らのタイミングで投資を行い、相場の変動をつねに見合わせながら利益と損失を判断し、決済の注文をすることが必要になり、一方のバイナリーオプションでは、一定の判定時間後に定められている条件に達するかどうかという事を、為替相場の様子を分析しながら予測し、そこに投資を行ってあとは判定時間が満期になり、結果が出るのを待つだけになります。

このように、バイナリーオプションとFXでは、その取引ルールの仕組みから投資の方法、リスクの形、利益や損失の得られ方までが全く違った取引きとなっているのですが、大きく重なる類似点もあります。

それは、どちらも短期間の相場予測を必要とする、ということになります。
特にバイナリーオプションで通貨を銘柄にして選択している場合には、為替相場の短期取引になるために、FXでの為替相場の予測と同じような予測分析を行うことが必要になるのです。

投資取引の手間などを考えると、FX取引の方が難しいものであると言えるため、バイナリーオプションの取引きで通貨を銘柄に指定し、為替相場の短期予測の経験を多く積んだうえでFX取引へと移行していけば、FXでの取引リスクを大きく軽減できることになるでしょう。